こんばんは。World Music Barへようこそ。
私はXとInstagramを交互に読むのですが、Xはより現実的で社会性があり、Instagramは写実的で懐古性があるものが多い気がします。
前者は現代社会への人々の考えの発信であり、後者は人々の芸術的観点や思想の発信であり、どちらもとても価値のあるプラットフォームと考えています。
でも、一番大切なのは”心を振り回されず、共有されたものを客観的に共感し、純粋に楽しむこと”だと思います。
クリスマスも、目の前に広がる素敵なイルミネーションや雰囲気を楽しみながら、お一人お一人の価値観や時間軸で過ごして頂けたら嬉しいです。

さて今夜は、懐かしい邦楽のクリスマスソングをご紹介いたします。
高野寛&田島貴男『Winter’s Tale~冬物語~』(1992)です。
ビール飲料のCMタイアップとして企画されたプロジェクトでリリースされたこの作品は、コアなファンにとっては嬉しくてたまらないもではなかったかと思います(私もその一人です)。
お二人の作品を聴き比べると、高野さんはシンセやストリングス、ギターを中心にメロディアスで幻想的な作品であったのに対し、田島さんは当時オリジナル・ラブとして(※)、R&Bや洋楽を思わせるDanceableな作品を展開されていました。
(※2024-11-12のブログ「いつか見上げた空に」も是非ご一読ください)


高野寛さんの”no+e”にて、本企画にあたり感想が触れられていました。

田島君はピチカート・ファイヴへの参加を経て、88年にラ・ママで会った頃よりもグルーヴを深めた70年代のブラックミュージックに寄り添う(クラブシーンとも共振する)音楽性を開拓していた。その洋楽色の強いテイストは、それまでの日本のポップスの潮流とは違う手触りだった。僕はこの頃まだソウルやR&Bには疎かったので、田島君にミックステープを作ってもらって研究したりもした。共作曲「Winter’s Tale」では僕は作詞とギターに徹して、作曲と編曲は田島君に委ねることで、お互いの持ち味の違いがうまくミックスできたと思う。(2018年12月1日) 

高野寛&田島貴男『Winter’s Tale~冬物語~』(1992) – Single Only for CM, by Sapporo Beer


いかがでしたか?CMもとっても素敵で、お二人の楽しそうな雰囲気も手伝って、「大人になるとこんなに楽しいイベントになるんだ」と憧れた記憶があります(笑)。
高野寛さんのベストアルバム「Timeless Piece」(1992)では、Solo Ver.が収録されていますので、そちらも是非、お聴きください。

欧米はThanksgiving Day(感謝祭)が終わり、その盛り上がりのままクリスマスシーズンに突入しています。日本も、クリスマスシーズンからお正月へ入ります。街は✨キラキラ✨したままです。
次回も、この素敵な季節を彩るナンバーを揃えてお待ちしております。
年末年始は”何をしておかないといけないのかな?”ではなく、”何ができるかな?”くらいの緩さを持ってお過ごしくださいね。
次回のご来店もお待ちしております。

(FM Radio “World Music Bar” 当店のラジオ番組もお楽しみください ~ by stand.fm)


投稿者

店主

On Bass, Writer, Radio DJ Health Rhythm Counselor, Life Rhythm Advisor

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