こんばんは。今夜もご来店いただきましてありがとうございます。
最近、嬉しいニュースはありましたか?
今夜は、ちょっぴり私の嬉しいニュース、いえ、たくさんの人が笑顔になるニュースを少しお話します。
等身大の女性を主人公に、世界中で大ヒットした映画『ブリジットジョーンズの日記』(Bridget Jones’s Diary)の最新作、『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』(Mad About the Boy)でブリジット・ジョーンズが帰ってきます。
予告編やインスタなど色々と観てみましたが、主人公のブリジットを演じるレネー・ゼルウィガー(Renée Zellweger)が変わらずチャーミングでハッピーオーラ全開、今から公開がとても待ち遠しいです。
2025年2月13日にストリーミングサービスPeacockで米国で公開され、2025年2月14日にはユニバーサル・ピクチャーズによって世界各地で公開される予定です(日本公開予定は2025年4月)。
今夜ご紹介するナンバーは、北アイルランド出身の世界的なスーパースター、ヴァン・モリソン(Sir George Ivan “Van” Morrison) の「Someone Like You」(1987)です。
この曲をCoverしたディナ・キャロル(Dina Carrol)のVer.は、この映画の1作目に使用され、スマッシュ・ヒットとなりました。
DinaのCover Ver.も素敵ですが、私はやはりオリジナルのVan Morrisonの楽曲がとっても大好きです。
Van Morrisonは1960年代から活躍しているシンガーソングライター・ミュージシャンです。
Soul MusicやR&Bを軸に、数多くの作品を世に送り出してきました。
2015年に70歳となり、なお精力的に毎年アルバムをリリースしています。
2016年には音楽業界と北アイルランドへの貢献が認められ、ナイトの称号を授与されました。
彼の人生は一冊の本となるほど、実に濃い物語となりますので、今回はこの楽曲が収録されているAlbum「Poetic Champions Compose」について少し触れておきます。
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1987年に発売されたこのAlbumはVan Morrisonにとって17枚目のオリジナル・スタジオ・アルバムとなりました。
当時の評論家によると、”Dinner Music”や”Mood Music”と表現されました。
そして、”このアルバムは多くの前作よりもあたたかく、力強いものであり、彼のハイライトの一つである”と数々の高い評価をうけました。
Van Morrisonはこのアルバムの制作に対し、次のように語っています。
心理学者は、芸術家は素晴らしい作品を生み出す前に絶望状態にならなければならないと言うだろうが、私はそうは思わない。
私の場合、それが創造性を生まないことは分かっている。
(今を)満足していれば、より良い仕事ができる。
葛藤している状態では、そのような感情は生まれまない。
このアルバムは、最高潮の自分、己の浄化、再生する自分によってつくられたものである。
映画の中では、主人公のブリジットが恋する乙女全開のときめきに溢れるシーンでこのナンバーが流れます(Nina Ver.)。
愛する人を想い、ストレートに言葉を紡ぎ、情感溢れる味わい深いVan MorrisonのVocalは、美しい旋律と共に、ロマンティックな情景へ連れて行ってくれることでしょう。
映画音楽は、印象的なシーンで流れ、観ているものの心を更に強く動かしてくれます。
映像と音楽を心と身体で体感できることに幸せを感じます。
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良い音楽を聴き、良い映像や美を見つめ、良い言葉に包まれ、素敵な言葉を紡ぐ人は、きっと幸せオーラ全開になるはずです。
何となくですが、そういう毎日を送れるようになってきたかな、と最近ちょっぴり感じられるようになった私です。
明日も、お客さまにとって素晴らしい一日となりますように。
(FM Radio “World Music Bar” 当店のラジオ番組もお楽しみください ~ by stand.fm)
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