こんばんは。World Music Barへようこそ。新しい一週間のはじまりですね。
上質な音楽でエネルギーをチャージしてくださいね。
今夜はロンドン発のアーティスト、The Brand New Heaviesをご紹介したいと思います。
Acid Jazz好きにはもはや伝説とも言うべきバンドです。
1980年代に結成されたこのバンドは、デビュー当時からHigh LevelなSoundでクラブシーンにおいて注目を集めました。1990年代に入り黄金期に突入し、数々の名曲・名盤をReleaseしました。
私の好きなBassistの一人であるAndrew Levy(アンドリュー・レヴィ)、そしてバンドを彩ったVocalistの中でも特に印象的だったN’Dea Davenport(エンディア・ダヴェンポート)の素晴らしい歌声、Acid Jazzの先駆けをつくったと言っても過言ではありません。
今年も2月にはBlue Note TokyoでLiveを行っており(VocalはAngela Ricci)、今も圧倒的な存在感で活動を続けています。まさに、King of Acid Jazzというべきバンドです。
数ある名盤の中でも私が最も好きなAlbumは1994年にReleaseされた”Brother Sister“です。
特に、UK/International版のラインナップはPerfectで、なんと6曲もSingle Cutされています。Albumのジャケットもかっこよくて、どうやったらこんな作品が作れるのだろうと毎日朝から晩まで聴いていました。このバンドの存在がなかったら、Acid Jazzというカテゴリーは無かったかもしれません。
今夜ご紹介するのは、このAlbumに収録されている”World Keeps Spinning“という曲です。
N’DeaのVocal、Jan Kincaid(ジャン・キンケイド)のSoftなVocalとDrummingのRhythm Lead。そしてAcid Jazzの主役とも言えるAndrewのBass。極めつけはHorn Sections。
1996年に公開された映画「好きと言えなくて」の挿入歌にも使われたこのナンバー(この映画もおススメです)。明日へのエネルギーが必要なあなたへ、きっと心も身体も前向きにさせてくれると思います。それでは、お聴きください。
曲名の意味は「世界は回り続ける」。日々の生活で、良いことよりも悪いことの方が多いと感じることもあるかもしれません。それでも地球は回り、命ある限り朝も夜も訪れる。その日常に感謝の気持ちを込めて、ぼちぼち無理なく生きていけたら、十分なのです。
明日も、お客様の”色”で素晴らしい一日となりますことを私は信じています。
今夜もご来店頂きまして、ありがとうございました。おやすみなさい。
(音声配信も開始いたしました~ on stand.fm “World Music Bar”)