こんばんは。World Music Barへようこそ。
土曜日の夜、いかがお過ごしでしょうか?
最近私は、植物を購入しました。
店頭ではなかなか手に入らない種類でしたので、通販で購入しました。
我が家に着いた時は、5枚ある葉のうち3枚が枯れかかっていました。
さらに、残っている2枚もとても元気がなくすぐに応急処置が必要でした。
翌日、新しい鉢と土を買いにいき、夜だったのですが植え替えをしました。
その日からは、風と太陽の光を調節したり、そして何度も話しかけたりしました。
「大丈夫だよ」とか、「頑張ろうね」とか。
出かける時は「夕方帰るから頑張ってね、待っていてね」とか。
植え替え後翌日から3枚はやはり難しい状況になっていました。
ところが、約5日後、残っていた2枚のうち1枚が生き返ったように葉の病気になっていた部分が綺麗に治っていました。
そして、新しい葉も出てきたのです。
私は、涙が出そうになるほど感動して、「頑張ったね、ありがとう」と伝えました。
この植物は、今日も頑張って生きています。
まるで新しい葉を大きな愛で迎えるような、とても強くたくましい力で生きています。
今夜は、”愛”と”生きる”をテーマを歌った素晴らしいナンバーをお送りします。
Empire of The Sunの「Alive」(2013)です。
Empire of The Sunは、ニュージーランド出身のルーク・ジェームズ・スティール(Luke James Steele)とオーストラリア出身のニコラス・ジョージ・リトルモア(Nicholas George Littlemore)によって2007年に結成されたデュオです。
リリースしているアルバムやMVは、私たちは地球の一員であると感じる、美しく壮大なサウンドが特徴です。
2000年にシドニーのバーで知人を介して出会った二人は、すでにさまざまなプロジェクトに取り組んでいました。
暫くの間共同制作を続けていたものの、才能あふれる二人に一時考え方の不一致が生じ離れてしまいます。
しかし2006年に再会、2人は別々に曲を書き、時々シドニーで会いながら音楽の方向性やスタイルを決めてゆきました。
そして2008年に1st Album “Walking on a Dream”をリリースし、成功を収めます。
今夜ご紹介する「Alive」は彼らの2nd Album “Ice on the Dune”からのリードシングルです。
このアルバムは音楽評論家から高い評価を得て、前作からのサウンドの進化について多くのコメントが寄せられました。
この「Alive」については、”ハウスの要素を取り入れたシンセポップをベースとし、「人生を肯定するエレクトロファズ」と評されました。
それでは、お聴きください。
この曲は映画やゲーム、スポーツなど様々なメディアでタイアップされました。
何よりも、壮大で美しい旋律と素晴らしい歌詞がその理由だと私は思います。
Loving every minute ‘cause you make me feel so alive, alive
(いつも僕は君を愛している、君のおかげで生きていると実感できるからだ)
Say hello to the future Freedom is within you
(未来へ向かっていこう、自由は君の中にある)
この曲は、愛は人に生きている実感を与え、全ての人の中に自由はあるのだ、と伝えているのです。
このアルバムについて、スティールは、アルバムから何を感じ取ってもらいたいかという問いに対し、直接的な返答はしなかったものの、「美しさについて人々が何を感じるか、例えば、音楽と向き合う時、まず心を開くということが大切なのではないか」とコメントしました。
私はリアルタイムで彼らのアルバムを聴いてきましたが、どれも素晴らしくて、前を向いてゆける気持ちになります。
彼らの作品は、その創り出す過程に様々なドラマがありました。
到底、楽な道のりではなかったのです。
どの作品も、魂や命を感じるものばかりです。
これからも当店でご紹介してゆきますので、楽しみにしていてくださいね。
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今夜も閉店のお時間となりました。
週末はたっぷりとエナジーチャージして、心のままに開放してあげてくださいね。
明日に向かって。Love your life, cheers!
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