こんばんは。World Music Barへようこそ。11月最終週、今年も残り1か月になりました。
ゆっくりと過ごせていますか?深呼吸できていますか?
12月は、新しい年に向かって目標を立てる方もいらっしゃるかと思います。
今夜は、新しい環境へ身を置かれる方へ、新しい人間関係が始まる方へ、私なりの考えというか、気持ちを共有させて頂ければと思っております。
**
幸せだったこと、美味しかったこと、嬉しかったことは決して消えることなく、単体で記憶に残ってゆく。上書きされることもなければ、その数も減ることもありません。一方、目の前にある嫌なことは、その時の自分にとっては”今までで一番最悪、何もかも嫌”と思うのに、その時が過ぎると、次にやってくる嫌なことや乗り越えなければならないことによって上書きされて消されてゆくのです。
その時感じる、直面する、辛いことや嫌なことは、とてつもなく大きな力で立ちはだかるので、逃げたくなってしまいますが、自分に非がなければ正当な理由、正しい方法や伝え方で理解を得られて、”安心感”で満たすことが出来ます。
ただし、真面目に生きている人にだけ許されることと思うので、日ごろの言動がとても大事になります。
**
ただ嫌なことから逃げたくて、周りのせいにして、嘘を重ねて逃げ続けると、どんどん自分のことが嫌いになってしまいます。
嘘を重ねて自分のことが嫌いにならないように、苦手な人や苦手な空気に対して、”自分のせいで悪くしない、気分を害しないようにしなくては”と無理をしてその場の感情で”YES”と言わないようにすることです。
そうしないと、間違いなく、自分で自分を追い詰めることになるでしょう。
“断る勇気”は、逃げるわけでも、誰かを傷つけるわけでもないのです。もし、あなたのその行動によって、相手が攻撃してきたら、応戦せず、そのまま放置しておいたら良いでしょう。そうすることで、相手はどんどん罪悪感に苛まれて”私は悪くないのに、あの人がね”と別の誰かに同調を求めるでしょう。”その場しのぎの感情で”。
**
私は、人生において自分自身で乗り越えねばならないものは以下の2つだと思っています。
「大切な人や命を失ったことへの悲しみ」
「自分自身の目標や、達成するために必要なこと」
これら2つは自分しか出来ないことなので、時間がかかっても、少し頑張る必要があります。
アメリカの絵本作家、ターシャ・デューダーさん(1915-2008)の言葉です。
命の灯が消える直前、「大変な人生だったはずなのに、楽しかったことしか思い浮かばない」のは深い悲しみは上書きされ、幸せや嬉しかったことだけがよりたくさん残り続けたからだと私は思います。
安心感や、好きなもの(物理的でないものも含めて)に囲まれることは、幸せとイコールであり、最後に「良い人生だった」と感じることへの貯金です。その貯金を使い果たすこと(=嫌なことに合わせること)はあえて自分からしなくても良いと思っています。
前のブログでも書きましたが、一日中ダラダラと、ぼーっとしてしまう時があっても良いのです。でもそれは、不安や自分で無理をしたことによってそうなるのではなく、好きなこと、必要な何かに一生懸命立ち向かったことからの疲れであるほうが自分を許せる気がします。”お疲れさまダラダラ”になるのです。
**
今夜は、私が大好きな宝物の一つをご紹介します。『お文具さん』です。
安心感で自分をいっぱい包んであげてください。強くなっていけるはずです。
そして、自分を大切にしてくださいね。
あなたの笑顔によって、あなたも、あなたの大切な人も、幸せになることが出来るからです。
**
お客さまの新しい目標や夢が実現できるよう、心から祈っています。
でももしもどこかで行き詰ったら、このお店にいらしてください。良い音楽と一緒にお待ちしています。
おやすみなさい。
(FM Radio “World Music Bar” 当店のラジオ番組もお楽しみください ~ by stand.fm)